平成23年9月定例府議会(前半)を振り返って

大阪府議会議員       

 

  平成23年9月定例府議会が9月20日から12月15日までの87日間の日程で行われていますが、10月22日午前3時過ぎ前半の日程を終了しました。会期途中での府知事の退任という極めて異例中の異例の会議運営になりましたことは、皆様ご承知のとおりであります。 
  会議運営も異例でありましたが、提案された議案も極めて異例のものであり、いずれも大阪府知事・大阪市長のダブル選挙の争点化を狙った議案が主なものとなっていました。日々刻々と変化する経済状況への対応や震災後の震災対策など、緊急性の高い、また府民生活に直結する課題への取り組みが最も強く求められているときに、政争中心の議会運営や議事提案となりましたことは、真に残念でありました。
  知事からの提案は、咲洲庁舎(旧WTCビル)の耐震改修や成人病センターの整備、大阪朝鮮学園の補助金支給、工科高等学校における設備の更新、ならびに震災関連の被災者対策および国の補助金決定に伴う基金の積み立て等を主な内容とする予算案と、阪神高速道路(株)の料金変更に同意する件や障がい者スポーツセンターである豊中市にある府立の稲スポーツセンターの廃止条例等でありました。
  また、一方で議員提案として、今、大きな議論となっています「教育基本条例案」や「職員基本条例案」が維新の会から提案されました。
  咲洲庁舎や成人病センターの問題については、後に掲載のわが党の代表質問で指摘の
とおり、極めて問題の多い提案であり、結局、問題の解決を先送りしたまま、議決されるということになってしまいました。

  また、大阪朝鮮学園の補助金問題や障がい者団体から強い問題指摘があった稲スポーツセンターの存廃については結局どうするのか不明のまま、橋下知事退任後となる12月15日に採決が後送りされてしまいました。
 また、提案はするが、国等との条件が整わなければ自分は反対であり、良いか悪いかの判断は議会でしてくれとあれほど強く知事が言っていた阪神高速道路の料金改定案も、いきなり方向転換、なぜ急に条件が整ったというのかよくわからぬまま議決されることになりました。
 さらに、内容に問題があることは識者からの数々の指摘のとおりですが、そのことの是非はともかくとして、本来は知事自身が提案するのが筋である教育基本条例案や職員基本条例案を議員提案とし、なぜか在任中の可否をさけたのも、真に不可解なことでありました。
 なお、工科高等学校の設備の更新は、私が昨年の決算委員会で質問した課題であり、エリート学校にばかり力を入れる知事の考え方はおかしい、「世の中には社会のリーダーになる人も必要であれば、また、一方でしっかりとものづくりに打ち込む若者を育てることも大事なことであり、そのための環境を整えるのが府立の高校教育の大事な使命だ」と強く主張しました。本来は、9月補正でなく、H23年の当初予算に計上すべきものが、ようやく予算化されたものでした。
 以上、真に異常続きの府議会でありますが、9月定例府議会前半の日程が終わり、現在、知事不在のまま定例府議会が開催されているという真に不可思議な状態が続いております。



咲洲府舎からの完全撤退を!

 2つの庁舎 大きな府民負担
リンク飛びます。