平成19年新春にあたり
新年明けましておめでとうございます。
また、昨年中は、格別のご支援ご鞭撻を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年9月、小泉構造改革内閣を継承し、最少年かつ戦後生まれ初の安部晋三新総理大臣が誕生しました。安部総理は、施政方針演説で、小泉前総理よりの「改革の政治」を引き継ぐとともに、「美しい国、日本」を国民とともにつくりあげることを表明致しました。
日本の国は、いま、家族崩壊や社会経済環境の激変と、戦後の社会観や価値観の大きな転機の中で、極めて憂慮すべき社会事象に直面しております。とりわけ、イジメによる痛ましい自殺や、実の親による児童虐待などは、一刻も猶予できぬ社会問題となっております。
こうした中、永らく低迷してきた日本経済も、小泉政権のもと、ようやく念願の景気回復が図られてまいりましたが、つづく安倍政権に課せられた課題は、まさに、二十一世紀の日本の国の新しい時代の価値観や論理観を創造させ、如何に健全で活力ある日本社会を再生させることにあると存じます。
私達も、安倍新総裁のもとに、高齢化や少子化と同時に、これらの国の課題を、共に解決しなければならぬ地域社会の課題として真正面に捉え、心の再生運動をはじめ、健全な社会づくりに邁進してまいりたいと存じます。
同時に、昨年来、大阪府においては不適正会計の問題で府民の皆さまの信頼を失墜させる不祥事を起こしており、議会にあるものとしても、心から深くお詫びを申し上げる次第であります。
議会でも、昨年12月15日に調査特別委員会を設置し全容の解明に努めているところであります。そして、一日も早く府民から信頼される大阪府政を確立させ、元気な大阪、安心して暮らせる大阪をつくるために、本年も邁進してまいる決意でありますので、どうか一層のご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。